(ノーベル生理学・医学賞のメダルは、表面にはアルフレッド・ノーベルの横顔(各賞共通)、裏面には膝の上に本を広げつつ、病気の少女のために岩から流れる水を汲んでいる医者の姿がデザインされている)
ノーベル生理学賞を受賞したハンスクリップ卿の言葉に、
「医師や患者が出来る事は、体が体自体を守り、治療することができるような最適なコンディションをつくることだけである。生命力、つまり自然治癒力を助けること以外に何もできない。」とありました。
この自然治癒力を高めるについては、人の主体である心の問題が重要であるにもかかわらず、未だに肉体と精神を分離して、精神は精神、肉体は肉体の二元論が主流であって、医学は進歩していると言いながらも病人の数は一向に減らず、医療費も増え続ける一方です。
また、医師からも希望の光を感じる言葉は一切ない以上、病気を治す主体はあくまで病人自身と患者を愛を持ってサポートできる付添人であって、医師も薬も病気を治すパートナーに過ぎないといえるでしょう。
したがって、「この薬さえあれば」とか「あのスーパードクターにかかりさえすれば」というような過剰な思い入れは禁物。反面、自分がかかる医師や薬を信用しなければ効果はかえってマイナスにもなる始末です。
このようなことから、病は気からということも言い得るのであって、自分の心があくまでも主役であり、病を治すのは自分の内部に持つ力なのですね。
「人間の自然治癒力を高める」にはどうのようにしたら良いかをまとめてみると、
1、かかった病気は必ず治るという確信をもつこと。
2、正しい食生活を送ること。
3、健康的な環境を整える事、
4、必要にして十分な医療行為を受けること。
これら4つの項目を眼中に置き、その人の今ある立場に応じて最善の事をすればよいでしょう。
昔から心身一如と言いますが、人間の体を三つ目で観ると、精神が3体、魂が3体、肉体が3体と重なっていて、人の体は9体一如となって観えます。その一つが病めば8つの体が病みます。(エネルギー治療では9つの体を治すわけですが、九つの体を持つのは日本人だけで、外国人は精神・魂・肉体の体が一つづつの3体が多いです。)
人間は自然の法則(=宇宙の法則=神理)に従っていれば最後まで元気で生きる事が出来、反すれば病気になります。この大前提は如何に医学が進歩しても変わることが無いでしょう。
権力を持つ人の個人的な欲でもって、神のサポートがある研究(IPS細胞)の研究費にストップをかけることも愚かな行為であり、自然の法則の自然な成り行きに反する感じがします。