魂祭、御魂祭とも。祖霊祭のこと。
今日では精霊(しょうりょう)をまつる盆の異名ですが、≪徒然草≫には年末の魂祭の例が見え、今も先祖正月といって正月に祖霊をまつるところもあります。
古くは死霊と生者の霊魂の観念が交錯し、正月や盆はその霊魂の祭であったそうです。
霊魂は、4億年前に表れた(出来た)⇒ 我々は4億年をかけて、肉体を持ってここに生まれてきている。そして、我々は今ここに居ると同時に幽界に幽体を持っており、幽体の裏には霊体を持っていて、霊体の裏には神界があり、その神界から創造の神にもつながっている。ということは、創造の神界から神力が表れて神界に姿が出る。⇒神界から映って霊界に出て⇒霊界から映って幽界に出て⇒この現界へ出てきているということを連綿と4億年。4億年という数えきれない歴史を持つ我々は、何遍生まれ変わったかわからないほど。
霊魂発生以来、人によっては樹木であったり、岩石であったり。恐竜であった者もいる。(ガオっ)で、この私に恐竜の先祖も含めるといったいどれだけの先祖の因縁がよりかかっているのでしょうか?
4億年の過去の罪・咎・穢れというものを祓い去ることを年二回の大祓だけでは難しいので、盆と正月と彼岸には先祖に焦点を当てて先祖の御霊の穢れを黄泉の国へと鎮めようというのが御霊祭りなのでしょう。
今年は自分とかかわりのある先祖にいろいろ引っ付いてくる霊魂が多そうです。ですので、お供え物はケチらず、お供え物タップリでもてなしてあげましょう。
今年のお盆は特別な御霊祭りとなりそうです。
過去からの諸々の悪因縁は、現世の縁(他人からのアドバイスや手助け)において転じていくことが大事です。
ただし、すべて他人任せではなく、他人を介してであっても本人が積極的にアクションをおこさなければならないのです。
病気や不運など一切の凶を吉に転ずることは、本人以外にはできないということです。なぜなら、一切の凶は、自分がやった行為、喋った内容、何を思ったかで病気になったり、事故に遭ったり不運に陥ったり、逆に健康になったり幸せになったりするからです。
本人以外にはできないということは、本人が生き方や考え方を変える以外にないということですね。先祖供養は、まずは、自分が正しく規律ある生活を実践するということからスタートです。