(縄文時代から栽培されていた栗の木。くちゃいです。)
6月30日は全国の神社で、夏越しの大祓式が行われます。
医療氣科学研鑽会(かんたまCL.)では、参加者の都合に合わせ、6月26日(日)勉強会終了後に大祓式を行います。
勉強会では、大祓詞の深い意味を知っていただくためにレジュメを用意して、大祓詞に隠されている秘事をなるべく分かりやすくお伝えしたいと思っています。
大祓詞のストーリーを大まかに説明しますと、1節、2節、3節、秘説、4説に分かれており、各節の略説明は次の通りです。
( 1節)
大祓詞の冒頭は、高天原(天上界)に鎮まる神漏岐命(カムロキノミコト)、神漏 美命(カムロミノミコト)と八百万の神々が会議を重ねられた後、皇御孫命(スメミマノミコト)へ豊葦原水穗国(日本の美称)を高天原のような安らかな国として平和に治めるようにと使命を与えました。その後、地上の荒ぶる神々を鎮め、天上の高天原から地上へ降臨しました。
( 2節)
地上へ降りた皇御孫命(スメミマノミコト)は国の中心を大倭日高見国(オオヤマトヒダカミノクニ)と定めて、そこに立派な宮殿を建てて平和で安定した国として治めていました。ところが国内では、どうしても様々な罪や穢れが発生してしまいます。
(3節)
そこで、皇御孫命(スメミマノミコト)は様々な罪や穢れが発生した際に、それらを消し去る方法を教えました。
その方法とは、高天原(天上界)で行われている神事(お祀り)に従ってお祓いを行い、「天つ祝詞の太祝詞事」を奏上して、神々にお祈りを申し上げます。
(秘節)
・・・・・・・・×4、 ・・・・・・・・・・・・・×3
(4節)
そうすれば、神々はその願い事を聞き入れて下さるであろうと述べます。「天つ祝詞の太祝詞事」をお聞き届け下さった神々のお働きにより、人間たちの全ての罪や穢れがなくなっていく様子が表現され、改めて人間たちの罪や穢れを祓い清めていただくよう祈りを捧げています。
特に(秘節)では、唱え方や区切り方、印も大事ですが、大和言葉での言霊による解釈、意味が大事で、それが(秘)となっています。また、各節においても、大和言葉の言霊での解釈が、(秘)となりますので、しっかりと解説したいと思います。
(ブログに書き込むことは禁じられていますので、会場でしっかり聞いてくださいね。)