大祓詞には、自分が作り出した罪悪は、川から海、海から気吹戸、やがて根国底国に至り、そのところで、土の神である速佐須良比売神によって悉く消滅(うやむやに)し尽くされる事が述べられています。
そうなる前には、先ずは自祓いが必要です。懺悔です。大きな息を吐くこと。邪心、悲しみ、迷妄、こだわり、気がかり、いやな思い出、悪因縁など自分の不幸や不運、病の遠因になっているかもしれないマイナスに作用している一切の運命を、自分の体内から息とともに吐き出してしまうことです。そして、それから正しい天津祝詞の太祝詞諄(ふとのりとごと)を宣るのです。(※大祓の祝詞のどこで、どのように大きな息を吐くか?がポイントです。)日常では、夜寝る前に、朝、日拝する前に大きな息を吐くことが出来ればいいですね。
運を良くしたいと思ったならば、まず、大きな息を吐いて、反省懺悔できれば、その時点で福の次元に移動できます。何でも灰汁(あく・悪)抜きが必要ですね。
※治療中に生あくびが出ることが良くあります。患者さんからすれば私が不謹慎に映るでしょうが、これは、自分の中に入り込んできた悪(魔)を出そうとする自然の計らいです。