田畑の物を守らせ給ふ神様は、大年神・御年神・若年神と申される三柱の大神です。
この神様たちの御社は、大年神は山城国乙訓(おとくに)に、御年神は大和国葛上(かつじょう)に、若年神は大和国高市郡に鎮座されると言われていましたが、御年神社は、今はその所在が知れずと言われているそうです。
しかし、日本全国の地にはこの神様と一体の産土神さまがお働き下さるので、家庭菜園であっても土地神様産土神様に感謝を申し上げるとよいのです。
今年は新年の粥神事によりますとお米・穀類等が水害も加わり不作であるそうです。異常気象で雨が降らなかったり、集中豪雨があったりでその対応が大変ではありますが、日々に産土神様のお陰に感謝申し上げていれば、それぞれの状況に対処することが出来、天変地異の被害も最小限に抑えられるそうです。
農作物の生産者でなく消費者側の方も日々感謝して毎度のご飯を頂きますと食べ物に困りません。特に食べ物の無駄を無くし、シンクには食べ残しを捨てない様にするのが良いようです。食べ物が無駄に捨てられている家には神様がご覧になって、『この家には食べ物を少なく与えよう』となり、食べるのに困るようになるようです。
【 食 前 拝 詞 】
神火清明 神水清明 かけまくもかしこき日之大御神
豊受姫之大神 産土の大神達をはじめまつりて
天津神 国津神 八百万の神達の恩頼(みたまのふゆ)を
拝(おろが)みまつり いただきまつらくとまをす
神様は光明体であらせられ、実在します。