(ススキの向こうにブタクサが・・)
人はすなはち天下(あめのした)の神物(みたまもの)なり。
心神(こころ)を痛ましむるなかれ。 【伊勢二所皇大神宮御鎮座伝記】
「伊勢二所皇大神宮御鎮座伝記」は鎌倉中期成立の神道五部書のひとつです。
意味は、人は皆、神様の子孫で、神様から魂を授かって生まれてきたのだから、それを損な
うようなことをしてはいけない。魂は神様からの授かりものなので、常に正しく保つように
努力しなければならない。自分の事ばかり考えて、自分が傷つかないために、他人をないが
しろにすることも、心神(こころ)を「痛ましむる」わざとなるのでしょう。
自分がされて、言われて嫌なことは他人に言わない、しないという事を守ればいい世の中に
なるのでしょうにね。