明治時代の教派神道「大成教」が発行した『神道唱歌』(1888年・明治21年)の中に次のような歌を見つけましたのでご紹介します。
『いざなぎのかみ はじめまし すさのをのかみ おこなへる みそぎはらへの
かむわざを かみのみ世より つたへつつ いまのうつつに ひとみなの ふみにもよらず
ちゑいらず ただまごころに おほかみの みいつによれば なれるなり。』
意味は、
「イザナギノ神が始められました。スサノヲノ神が行われました。禊祓の神事を神代より伝えられてきました。今の世で、誰でも、書物にもよらず、知識も不要です。ただ素直で真心をもって大神様のお力にお任せすれば、何事も成就するのですよ」 ということでしょうか?
自分が他人に対して言ったこと、行ったことを真心で反省して、大神様にお詫びして、きれいさっぱりと水に流して、これからは、まごころ以て人に接して、事に当たります。わたくしも。
うがいをする・水を飲む・風呂に入る・太陽光を浴びる・・・これも禊ぎの一つです。