2021年6月22日火曜日

日々、真心で大祓

 

明治時代の教派神道「大成教」が発行した『神道唱歌』(1888年・明治21年)の中に次のような歌を見つけましたのでご紹介します。

いざなぎのかみ  はじめまし  すさのをのかみ  おこなへる  みそぎはらへの

かむわざを  かみのみ世より  つたへつつ  いまのうつつに  ひとみなの  ふみにもよらず  

ちゑいらず  ただまごころに  おほかみの  みいつによれば  なれるなり。

意味は、

イザナギノ神が始められました。スサノヲノ神が行われました。禊祓の神事を神代より伝えられてきました。今の世で誰でも、書物にもよらず、知識も不要です。ただ素直で真心をもって大神のお力にお任せすれば、何事も成就するのですよ」 ということでしょうか?

 自分が他人に対して言ったこと、行ったことを真心で反省して、大神様にお詫びして、きれいさっぱりと水に流して、これからは、まごころ以て人に接して、事に当たります。わたくしも。

うがいをする・水を飲む・風呂に入る・太陽光を浴びる・・・これも禊ぎの一つです。

日本の国体の道をゆく

    明治天皇御製    おのづから仇 (あだ) のこころもなびくまで誠の道をふめや國民 (くにたみ) 国においても、個人においても、全ての場合において、敵と相対する所の最大の威力は「誠」であると、日本では神武天皇の時代からそう考えられています。 相手がポケットに手を突っ込んで...