『世の中の多くの人は、一朝変事ある時は周彰狼狽して、怪しげな加持祈祷・護符・易者・占いの門を叩くなどするが、このような場合、己の親たる産土神に祈誓して事を決するのが本義であ~る』とは、まったく本当の事。産土神こそ本当に自分の神様です。自分が生まれてから、死んであの世に行ってまでも自分を守ってくれる神様なのに。あぁそれなのにそれなのに・・です。
霊鎮祓(たましづめのはらひ)を先祖供養で唱えます。
大元尊神生命成就(だいげんそんしんしょうめいじょうじゅ) 心は則(すなは)ち一元(いちげん)の未生(みしょう)の神明也(しんめいなり) 元(はじめ)を元(はじめ)として元(はじめ)の元(はじめ)に入(い)る 本(もと)を本(もと)として本(もと)の心に依(よさ)し 天(あめ)に登(のぼ)りて報命申(かへりごとまを)し 日少宮(ひのわかみや)に住坐(とどまりま)せ
それから、
「生(うま)れ来(き)ぬ先(さき)も 生(うま)れて住(すめ)る世(よ)も まかるも神(かみ)の ふところのうち」 と自分にもご先祖様にも言い聞かせます。
その神様とは、産土神社におはします産土神様のこと。仏様ではありません。そしてご先祖は、お寺なんかに、お墓なんかに~居~ま~せ~ん。本当は、産土神社でお世話になっています。「生まれる前から、生まれてからも、死んであの世に行ってまでも産土神さんにお世話になっている」っていうことを、生きてる間に知っている人は、あの世で迷う事なんか~ありません~。♪
だからです。
困ったことがあったり、判断に迷うことがあったりした場合には、産土神さんにお伺いしたらいいのです。
人間同士でも、何かお願いしたらお願いするときにも礼を尽くして、その結果がどうであれ、その人の尽力に対してもお礼をするのは常識です。
生まれる前から死んだ先までお世話になっている産土さんです。常日頃のお礼のABC。
「Aあたりまえのことを、Bぼんやりしないで、Cちゃんとする」です。
すると、よい方向に事が進むのです。遠い神様より、近くの神様。お寺なんかに頼みませ~ん。