今月の23日の秋分の日。宮中三殿の皇霊殿にて、歴代天皇・皇族の御霊へのお祭りが行われます。天皇皇后両陛下をはじめ皇族方の拝礼があります。
神道では皇室に倣い古来より、お彼岸には先祖代々縁の深い産土神様に参拝して、ミオヤノミタマ(祖霊)たちの安寧と弥栄を祈ってきたのです。
産土神とは、大国主神以下国津神たちのことで、「生まれ来(き)ぬ 先も生まれて 住(すめ)る世も まかるも神の ふところのうち」の歌の教えの通り、生まれる前から、生まれてこの世の間も 死んであの世に至るまでお世話になるのは産土神様という、我々が最も大切にして日々拝すべき神様なんです。
あ~それなのにそれなのに、一般にはお彼岸には、お手てとお手てを合わせて「な~む~」で仏壇に手を合わせ~のお墓詣りです。
これも歴史的には先祖から続く大切な習わし。プラス、産土神参拝をされたらもっといいに決まっています。
(江戸時代において平田篤胤銑鉄が「外の神々と仏を信仰して、産土神をないがしろにする」という無知を嘆かれております。