明治天皇御製
をりにふれたる
豊年の新嘗祭ことなくてつかふる今日ぞうれしかりける
明治36年の御製です。口語訳は、「稔り豊かなこの年の新穀を神々にお供えする新嘗祭。1年の農事が何の障りもなく例年どおり豊作で、今日の御祭りを迎えたことは、まことにうれしい限りである。」(明治神宮 「365日の大御心」より)
天照大御神の斎庭の稲穂の神勅は、日本書紀によると、天照大御神が孫にあたる瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)に命じて稲穂を下さえて、日本の国に初めてお降りになった時、『吾が高天原にきこしめす斎庭の稲穂をもって、吾が児にまかせるべし』といわれた神勅です。
また、猿田彦大神は、瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)に田作りを教えて地上に初めて稲の種がまかれました。(今でも神田の稲の成長を見守る猿田彦大神の分身神)
猿田彦大神は、地上における衣食住をすべてを守り、導く神様です。瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)とその一行をが天から地上へ天降りされるときに、天津神々を出迎え、ご案内された神様です。
(伊勢の猿田彦神社本殿の裏から猿田彦大神を拝す)
今日は新米を神棚の神々にささげ、感謝の祝詞を奏上しました。日本に生まれてよかったです。
「新米は新嘗祭で天皇陛下が食された後に我々も食べることが出来るのだよ」と家の者に偉そうに言いました。
そしたらお上は、「何を言ってんの。あんたが10月から食べているのは新米だよ!。だって、スーパーに売ってたもん。」だって。「あちゃ~」
ですが、そんじょそこらのスーパーではなく、ちゃんとした米屋で新米を買ってきたものを本日、自分が炊飯した!というところでお許し願います。