2022年5月11日水曜日

なぜ神社を崇敬するのか?(1)

 

「何事の坐しますかは知らねども かたじけなさに涙こぼるる」

 この歌は有名な歌人西行が、伊勢神宮に参拝した祭の詠歎(えいたん)の歌と伝えられています。

金光燦然な尊像を安置しているのでもなく、絢爛豪華な殿堂でもなく、古朴で簡素、一片の粉飾もない白木造りの神殿が苔生(こけむ)古い杉の梢に囲まれていて、高天原に千木高(ちぎたか)知らす、神宮の雰囲気は、まさに古神道精神の精髄です。

経典無く、教主を必要とせず、あれこれと言挙(とこあげ)せず、直接に人々の魂に迫る神気は、西行に限らず、神宮に参拝された人々は、理由の解らない涙に咽(むせ)ばしめる感動を得るでしょう。

この神宮の雰囲気から感得される森厳な内にも何となく懐かしく、畏(かしこ)みつつも喜びに満たされた朗らかな楽しい気分は、神社の大部分に共通するとても特殊な気分です。

12月の予定「かんくり 健康回復支援館」

  ー 12 月の「かんくり」健康回復支援館の予定 ー 12月  1日( 日 )  AM9:00 ~地域防災訓練参加のため、治療は10:00より承ります。 12月  7日( 土 ) 終日 健康回復のミーティング(横浜市内) 12月  8日( 日 ) 横浜市内~移動後、治療...