ノイローゼとは、入院を必要としない程度の不適応障害などの神経症をいいます。
ノイローゼの特徴はこころの状態が原因になっているという点で、悩みの原因は本人以外の人でも説明できるという特徴があり、さらに症状が軽いものにとどまり、精神病のレベルにまではならないという特徴もあります。(精神病レベルの症状とは、現実と非現実の区別がつかなくなるような幻覚・妄想・錯乱などのこと。)
また、ノイローゼの1番の症状は異常に不安を感じてしまうことなので、これは通常の不安とは違い、一定期間継続するという特徴があります。
通常の不安は早ければ一瞬、長くても何日か経てば消えることが多いですが、ノイローゼの不安はずっと消えずに継続し、さらに慢性的であり、休養や気分転換をしても改善しないのがノイローゼの不安です。そして、ノイローゼの治療には年単位の時間が必要になることが多いですが、性格が変わるなどの後遺症は見られないことがほとんど。
ノイローゼの原因を一言でいうと、目の前の環境に適応できず、不安感にとらわれて精神バランスが崩れてしまうことです。それには個人差があり、育てられた環境のほか、遺伝などでも生じます。
また、原因は上の例のようにはっきりしており、それを取り除けば解決することが多いでしょう。
ノイローゼの主な症状は不安ですが、ノイローゼの不安はあいまいでうまく他人に伝えられません。もともと原因ははっきりしていたのですが、不安な日々が続くことで体の中で不安という感情のスイッチが入りっぱなしになり、本来の原因とは関係のないシチュエーションでも不安になってしまうのです。さらに、初めのノイローゼの原因が解決してもまた同じことが起こるのではないかという予期不安が強く長く続きます。さらに、本人にも不安の原因がよくわからない状況になっているので、周りの人はノイローゼの不安を軽視しがちです。しかし、このような不安は本人にとってはとても辛いものであるため、仕事や勉強が手につかなくなってしまうこともあります。また、動悸(どうき)・息苦しさ・目まい感・頻尿・吐き気・食欲低下など心以外、体のほうにも症状が出てくることがあります。
また、ノイローゼは神経症に分類される病気の総称なので、ノイローゼが不安神経症(命日の生活の中で慢性的漠然とした不安を持ち続けてしまう)や、強迫神経症(頭の中に思い浮かぶ不快なイメージを拭い去るために同じことを何度も強迫的に繰り返してしまう)や、恐怖神経症(日常のささいなことでも恐怖に取り付かれてしまい、社会生活に支障がでてきてしまう)や、抑うつ神経症(気分が落ち込んだ状態が慢性的に続いてしまう)という病気に発展します。(※うつ病は、その原因をはっきりと特定出来ませんが、抑うつ神経症は原因を必ず特定することができるのだそうです。)うつ病は原因をはっきりと特定できませんが、抑うつ神経症は原因を必ず特定することができます。以上は医学的な説明です。
高次元世界からみれば、「自分の事ばかり考えるからノイローゼになる。他人の幸せを願うと自分も幸せになれる。他人のことに気を使えばノイローゼは治る」と言われます。
また、高次元の医療の神様からは「自分のことを好意的に思っている人に対して幸せを願う気持ちを持つ方が大事。それも、小さなことで喜んでくれる行為の積み重ねが大事なのだそうです。これが、自助努力でノイローゼを治す秘薬だそうです。
また、対人関係の極意は、イヤな人のたわ言は真面に受けず、「はいはい」と受け流すことが大事です。
高次元神様のもう一言、「親や他人の成功体験や成功哲学はほとんど役に立たないということ。また、過度な期待をもたないことです。一世一代ということです。
本人の一世一代を見守って押し付けず、サポートしてあげましょう。