2020年度の「高齢者の生活と意識に関する国際比較調査」によると、日本の60歳以上の59.2%は、「ほぼ毎日」から「月に1回くらい」の医療サービスを受けているという結果が出ています。
また、2019年度の「国民医療費の概況」によると、国民一人当たりの医療費は、0~14歳の平均年間医療費が、16.4万円、15~44歳が12.6万円、45~64歳が28.6万円であるのに対して、65歳以上は、75.4万円です。その内、75歳以上で見た場合、93.1万円も費やしているのだそうです。
(# ゚Д゚)もらえる年金は、どんどん少なくなっているのにねぇ(# ゚Д゚)
ちなみに、高齢者が要介護状態になる原因として最も多いのは認知症。次に脳血管疾患(脳血管障害)、高齢による衰弱、骨折・転倒、関節疾患と続きます。
死亡原因では、第1位は悪性新生物(がん)、第2位は心疾患、第3位は老衰、第4位が脳血管疾患です。(厚労省「人口動態統計」2017)
こうしてみると、高齢者がかかりやすい疾患の多くは、静かに潜行して発病しますね。
病気の芽を早くめっけて未病対策(病気になる前の対策)が必要ですが、病気になってしまっても、できる限り元の調子のよい状態にまで戻す自助努力療法で、豊かで健康で幸せで地域社会に、死ぬまで貢献できる高齢者を増やしたいものです。