『人間のエネルギーが減少したり消耗したりするのは、感情や意識がエネルギーを出させ肉体に負担をかける結果である。』
我々の肉体生命は、宇宙大自然に生かされて生きている小宇宙なので、自然の中の正当なエネルギーを出すことによって、肉体機能は充実し、健全性が保てる事になると云われます。
しかし、現代の我々の問題は、いつも感情的で自我意識むき出しにして自分の利害や損得にこだわって、他人の出世栄達や貧富の差、財の多い少ない、学歴、能力差といった社会性の差別意識を持って、多くの人は自分と他人を比較しながら無駄にエネルギーを浪費して暮らし、身も心もすり減らしているようです。
自然に反して、あまりにも生きることにとらわれすぎて、そのために意欲を必要以上に駆り立てている結果、自我意識が先行して、宇宙からのエネルギー補填のパイプ(天足)の活路が断たれ、肉体の神経の経絡は閉鎖して、ノイローゼ、病気、不幸、不運の絶望の谷に落ちてしまっているようです。
宇宙という大自然が備えている生命を自己の生命とし、その宇宙エネルギーと知恵によって生かされているという他力に身を委ねた、溌剌とした暮らし方。疲れたら休む。眠くなったら眠るという生活を取り戻したいと思っています。
「肉体細胞の一つ一つに宇宙の気が潜み、宇宙と流通しあっている。」という感覚を取り戻さなければなりません。