昭憲皇太后 御歌
鏡
朝ごとにむかふかがみのくもりなく あらまほしきは心なりけり (明治31年)
口語訳:毎朝、向かう鏡がきれいであると、まことに気持ちがよいように、人の心もいろいろのものを映す鏡でありますから、常に清く澄み明らめておきたいものです。
先師から以前、人も皆、生まれながらにして鏡を授けられていて、ノット奏上の前には、必ず自祓として、たまふり・ふりたま・たましずめをして自ら招いた穢れ、自ら犯してしまった罪を反省てから祝詞をあげなさいと言われていました。
昭憲皇太后の御歌で、ハッと気づかされました。