自身の恒例的行事の破魔矢になる葦の刈り取りを、先月、静岡の某所で行いました。異常気象の影響を受けているのか、葦の生育(本数)は芳しくありませんでしたが、必要本数の30本は確保でき、1ヶ月の天日干しを行い、昨日から加工に入っています。
葦は、古事記「天地の初発の時、高天原に成りませる神の御の名(みな)は、天之御中主神、次に高御産巣日神、神産巣日神、・・」の次の4番目に成った神。「次に国稚(わか)く浮脂の如くして、くらげなすただよへる時に、葦牙(あしかび)の如萌えあがる物に因りて、成りませる神の名は、宇麻志阿斯訶比古遅神(うましあしかびひこぢのかみ)」の葦。
この葦の茎に矢の鷹のへ羽に変え、柊の葉を取り付けて、古代の魔よけの破魔矢を作ります。
異常気象は柊にも影響があって、例年採取する場所の柊は病気で生育も良くありませんでしたので、昨日、柊に代わる柊もどきを採取して破魔矢の羽にするつもりです。
今年はオファーはありませんが、恒例を中断するのは切ないので、請われておらずとも、適当に送り付ける!つもりです。
惟神之道の講習も破魔矢も押し付けの感がありましたので、これからは請われて出向くジャジャジャジャ~ンの講習会が気が楽です。