2024年9月9日月曜日

和歌知古ワカチコは温故知新

 



昭憲皇太后の御歌を拝誦させていただきます。

世の中に生きとしいけるものみなも 思うことなき日はなかるらし

(訳:この世の中に生きとしいけるものは皆それぞれに、何かしら思ったり、考えたりして、そんなことが何一つない日というのは、なかなかないようです。M41)

衛生

かりそめのことはおもはでくらすこそ 世にながらへむ薬なるらめ

(訳:その場限りのはかないことに、くよくよしないで暮らすことこそ、この世に長生きするための良薬というものでしょう。M42)

日々の情報(事件事故災害のニュース)をほとんど入れないでいると、安らかにいられる気がします。耳や目に入ってくるマイナス的な情報に、一喜一憂して、自分も巻き込まれるのではないかと心配していると、それが穢れとなって、自分の健康を害します。

※病院の先生が下される診断結果も情報も、元気が奪われます。

くよくよしないで暮らすことを、よくよく考え実行しましょう。

明治天皇御製と昭憲皇太后の御歌(明治神宮の御神籤になっています)を、朗々と謹んで拝誦させていただくと、ちっちゃいことなど気にしなくなります。(ワカチコ ワカチコ~)

和歌知古ワカチコ温故知新:和歌には日常を安らかに生きるメッセージが沢山あふれています。新しい情報を詰め込んでも、頭が混乱するばかり。和歌・御製・御歌には、故を温めて新しき生き方考え方を知ることが出来るのです。)

日本の国体の道をゆく

    明治天皇御製    おのづから仇 (あだ) のこころもなびくまで誠の道をふめや國民 (くにたみ) 国においても、個人においても、全ての場合において、敵と相対する所の最大の威力は「誠」であると、日本では神武天皇の時代からそう考えられています。 相手がポケットに手を突っ込んで...