大雨が続く中、TVインタビューで「俺たち何か悪いことした?」と答えた人に対して、同調こそしないが、何か起こると、自分のことは棚に上げて、他人や行政や国や環境のせいにして批判ばかりを重ねてしまいがちな世の中の風潮に、自分自身の「自己反省の精神」の欠如を感じました。
明治天皇御製
をりにふれたる
天(あめ)をうらみ人をとがむることもあらじ わがあやまちをおもひかへさば(M42年)
(訳:天を恨んだり他人をとがめたりすることもあるまい。自分自身の過ちをよくよく思い返して反省をふかめてみれば。)
をりにふれたる
なにごともうつればかはる世の中を おもふがままになるとおもふな(M44年)
(訳:何事につけても時勢が移れば自然に変わってゆくこの世の中を、おのれ独りの思うままになるなどと勝手に考えてはならぬ。)
述懐
よこしまに思ひな入りそ世の中に すすまむ道ははかどらずとも(M44年)
(訳:この世の中を本来よこしまなものと思い定めてはいけない。たとえ自分の進もうとする道が思い通り順調にはかどらなくても。)
大御神の御心には分け隔ては無いけれど、人間よりお誓い申し上げる心(「まこと」をもって世のため人の為尽くします)の厚い薄いによって、幸福を受けるのに深い浅いができるのでしょう。また、「天は自ら助くる者を助く」と言い伝えられているように、神様も清く、明るく、正しく、生活する人を守護してくださることでしょう。
罪の生活(よこしまな考えや行動、われのみ良し、物金第一主義など)をしながら、神様の最大の祝福を望むことはできないのです。
日々の生活において、完全に悪から離れなければなりませんね。
「天津祝詞」「大祓祝詞」を唱えさせていただく自己反省の日々の私です。
※「自己反省の精神」は日本皇統の伝統的道徳の神髄であり、我々日本民族の伝統的道徳でもあります。もう一つの「仁慈の精神」とあわせて、14日の治療会では「教育勅語」で研鑽しましょう。」