口語「神判記實」皇大神宮主典 山口起業原撰 (東京 山雅房)
古書店で『買ってって~ぇ』の声なき声を掛けられて(のような気がして)500円でお買い得を賜りました。(昭和59年増補4版)5刷の現在の定価は2,310円(税込・送料含)です。
山雅房によるこの本の説明
------ わたしたちの祖先の生活は、朝、床をはなれるや直ちに洗顔、かしわ手を打って東天を拝し、神棚と祖霊舎(みたまや)に水と洗米、塩を供えてから、その日の営みにいそしんだものである。 その日常生活のなかに、時に応じ変に臨み、人知れず生じた数々の霊異談(れいいだん)を丹念に集めたのが本書『神判記実』である。-----
主要項目を紹介します。
------ 神をけがして厳罰をこうむった話/神罰を受けた人が、悔い改めて長生きをした話/継子(ままこ)の贖罪(しょくざい)によって天上に復帰した継母(ままはは)/秘詞(ひし)を唱えて母の罪をあがなう/夢で天上界に通う/天照大神を尊崇して受けた功徳/帰幽(きゆう)した娘に諭されて善行を積み、再び娘を生む/孝行の徳により雷の難を逃れる/神を祈って冤罪(えんざい)を免れた女/神境に誘われた篤行者の子/神鏡に示された幽政の深義/敬神の徳により神界を見学する/神たちの通路を拝し人の吉凶を知った話/大楠公(だいなんこう)を祈って賊徒の罪を消滅させた話/大祓詞(おおはらえのことば)を奏上して狼から逃れる/忠魂神となって人の吉凶を定む/先祖の祭祀(さいし)を厚くして貧苦を免れた話/神典焼却を事として神罰をこうむった話/杵築の宮の幽政を拝し奉った話/唐の張巡、忠死して天国へ迎えられる/帰幽して大神宮に仕え奉った祭主三位親章卿/神の教えを守って難病の治った話/再生して六年間の幽冥生活を語る/神示によって神道の正理を会得した話/祖霊が教えた幽冥の実情/産土社境内のお砂で大蛇の難から逃れる/神道を誤り信じて邪界に入りかかる/大麻の神徳によって疫病が除かれる/孝子敬神の徳によって母が冥罰を免れた話/日本武尊、御現身(うつしみ)ながら天に復帰し給う/和気清麻呂公の精忠、神感を得て妖僧の奸謀(かんぼう)をくじく/皇大神宮荒祭の宮、斎内親王に憑り給う/神示によって神道の正理を悟る/神の道を偽り唱えた夫婦が天雷に打たれる/産土神を逆恨みして神罰を受ける/シナの子どもが日本に再生/産土神が大祓詞奏上を勧めた話/死んだ子どもが再生して霊界のありさまを語る/伊雑宮(いざわのみや)の神徳をこうむって眼病が治る/不幸者が父母の霊をののしって神罰を受ける/伊勢参宮により救われた話/男の過去の悪報により妻子三人が死ぬ/貞操の行ないによって神徳をこうむる/誠心によりて神界の楽しみを得る/祓の詞の徳によって産婦を救った話/拾った黄金を返して再生した話/他
「そうだ、なるほど、はぁ~っ」となり、「はは~っ」となります。