高家神社(たかべじんじゃ)千葉県南房総市に鎮座。
主祭神は磐鹿六雁命(いわかむつかりのみこと)。料理の祖神・醤油、味噌など醸造の神として崇敬されています。
古語で「食物」(おしもの)とは大秀物(おおしもの)の意味で、生きとし生ける人として、その身体を保つには、清く穏やかにということを第一とし、四足の獣などを初め、大変辛いものや大変甘いもの、香りのあまりにも高いものなどは皆この「おしもの」の中には入らず、このような物以外で1年に子をたくさん産むもの(例えば魚)をのみ、人の「おしもの」として神がお創り下さったものとして戴いたのです。
また、果物・野菜は人間の本来の食べ物とされているようです。従って、これが誠の食物であり、現在の我々の食物などは「おしもの」というには疏か穢れのカタマリのような物ほど美食などと言っているのは呆れたことといえるでしょう。
粗食が健康のためには一番であると云われて久しいのですが、その粗食の「祖」とは本来は「もとのまま」あるいは「手を加えない」ということであって、米ならば玄米のようになるべく手を加えないのが最高で、何で作ったか、元の材料も分からなくなるほどいじくりまわした料理などは食材のエネルギーが抜けてしまいそうです。
さらに、人間の健康の為には身土不二の原則に従った食事をするというのが古来より言われていることです。医食同元と言われているように、人間の食は生命を維持するためのものであって生命力にあふれた食品が最高のものです。我々は食べ物の栄養素を食べるのではなく、食品のもつ生命力を頂くのです。しかしながら、生命力のある「大いに秀でた食材」を求めるにも至難の業。平日は職場から近くで便利なコンビニで昼食の食材を調達する私。一応、生命力のある食材を探しますが『ゼロ~ぅ』。そのかわり添加物はバッチリです。