神傳をしへの一言(一紙教文)
「この教文は只一枚にして神道の要旨ををしへたる大切な御文なれば毎朝神前に於てとなふべし 但し是は神へ捧ぐる為にはあらず 只人々報恩を表す為なりと知るべし」との前書きあり。
かけまくもかしこき みむすびのかみたち(産霊神達)より、ましらたま(真白玉)のわき
みたま(分魂)をさづかりえて、このかみくに(皇国)にうまれいづるひとは、まづひのも
と(日本)のもとつをしえによりて、たまのみはしら(心柱)をたて、そのもとにむくいた
てまつらむために、あまつかみくにつがみをいつきまつり、くもらぬもとつまごころ(正直
本心)を、かみのことわり(神理)にただして、ひとのひとたるみちをわたり、そのなりは
ひ(家業)をいそしみつとめ(勉強)きみ(皇上)のみため くに(皇国)のためにはいの
ちをおしまず、ひととまじはりてはまこと(信義)をもて あひしたしみ(親睦)たふとき
にしたがひ まづしきをたすけ、ときのまつりごとにそむかず、ひらけよののり(開明之時
理)にたがはずば、すなはちかみのみめぐみをかうふりて、うつしよ(現世)にては おの
づからたふときにのぼり、いのちながく ちちのさいはひ(千万幸福)をえ(得)て いへ
とみさかえ、のちのよ(死後)にては かみのます(天神鎮座)たかまのはら(高天原)に
まゐりつかへ(奉仕)て、とことは(長久)にうきことなく(無憂苦)かぎりなきたのしみ
(無窮安楽)をきはめんこと、かみのみまへのみかごとにてらして、あきらけきものなり
ご参考に!