2021年1月22日金曜日

「一霊四魂と自拝」のこころ

 


我々は宇宙そのものの存在である天之御中主神の分け御霊を包む存在として、この地上に存在させられています。そのことを「肉体は神の舎」と表現されています。

我々の心の働きは、一霊と四魂により構成されています。

一霊とは、直霊とか天之御中主神の分け御魂とも呼ばれていて、天に通じる働きをするそうです。

4魂は様々に解釈はありますが大まかには、幸御霊(さきみたま:愛・思いやり)・奇御霊(くしみたま:好奇心・観察力)・和御霊(にぎみたま:和する事・親しむ)・荒御霊(あらみたま:怒る・動く力・勇気)を意味します。

我々の地上での使命は、悪いことを出来る限り少なくして、善い事を限りなく大きくするように努力して神から分けていただいた一霊四魂という魂魄を純陽に保つことであると言われています。

そして純陽の極みが「天照大御神」になりますので、日々、日拝をして自分の心の穢れを祓ってもらい、清く明るい心を保つことが使命でしょう。

さらに、この地上世界に生まれ出た人間は、誰一人の例外なく、最高神である天之御中主神の分け御霊を有しており、その御霊を穢すことなくお返しするのが役目であることが命=使命の本意です。

以前、研鑽会で八角形の鏡の中に自分の顔を写し、自拝(自らが持つ天之御中主神の分け御霊に対して拝む)をお伝えしました。

洗面時でも十分に自拝はできますので、スッキリついでに心の掃除をされたらいいですね。

私の呪文:鏡の中の私に向かって、
「我が分け御霊を、朝日の如く爽やかに、にこやかに、笑み栄えしめ給へ」と祈願していますが、「神力本願だなぁ」と感じますので、最近では、素直になって先の文言の後に、
「正直・純陽な心で、今日も一日顔張ります。神火清明 神水清明 正直清明!」と宣言して宣言していますが、本当にスッキリします。

長続きさせるコツは、ほどほどに、眉間にしわを寄せず、がなり立てないことがポイントです。

神様はガァーとかギャーとかはお嫌いですので、祝詞もがなり立ててはいけませんのことよ~。線香はまぁ良いとして、匂いのキツイものや焦げた匂い(肉の焼けた匂いも)お嫌いです。当然、タバコの匂いもお嫌いです。私はある時期、相当な贖いをもって強制的にタバコを止めさせられました。今思うと、お恥ずかしい限りです。しかし今や、黙々(モクモク)と日々のお努めに励んでおります。)

「キンチョウドント」の呼吸

  「身」  明治天皇御製(M45) こころからそこなふことのなくもがな 親のかたみとおもふこの身を (口語訳:心の底から損傷することなくありたいものだと思う。親の分身として譲り受けたこのわが身を)  明治神宮 365日の大御心 【PARCO出版】 (この種は、風に運ばれ、自然の...