祐気取りというのは、神様がいらっしゃる神聖な場所へ、下記の手はず通りに良い気を頂きに行くことです。心身を清め、神様に日々の感謝をささげて願いを伝え、神意を聴きましょう。
ポイントは、「直(なほ)き正しき真心もちて」という素直な赤き心でもって気持ちを込めて実行すること。
一般的な参拝の方法は、
一礼して鳥居をくぐり、参道の端を歩きます。
1.心身を清めます。 手水舎で手水の呪「かきながす 大山本(おおやまもと)の五十鈴川(いすずがわ)八百万代(やほよろづよ)の罪はのこらじ」と唱えながら、手と口をすすぎます。
2.お賽銭を滑らせながら入れ(投げ入れてはいけません)鈴があれば1回鳴らして神様に来たことを伝えます。
3.礼拝の基本は、二礼二拍手一礼です。(神様への印を知っている方は印を組みます)住所と名前をお伝えして産土神拝詞や諸神社神拝詞を言っていれば祝詞を奏上し、願いを伝えます。
4.参拝が終わったら、祐気取りの時間です。順番に決まりはないので、神社や他の参拝者の迷惑にならない範囲で実践されたら良いでしょう。
〇御朱印を頂くのは、神様とのつながりを証明するもので、御神体の分身を授かります。
〇境内で深呼吸をして心を鎮めます。(ゆったりとした深呼吸は鎮魂に通じます)
〇ご神木に手を当てて、ご神木の気を少しいただきましょう。
〇太陽を全身に浴び「日の大神様の分魂(わけみたま)を入れ替えさせていただきます。」と申し上げ全細胞のリフレッシュを願います。※AM中でしたら日拝できたらいいです。また、岩などにも手を当てて大地からの気を吸収しましょう。
〇境内に池や川があれば、しばらく水を見つめてみましょう。水には穢れを祓う強い気があります。※水は禊の基本です。
祐気取りで自分の祖神(産土神・先祖)と共にあることを基本とした敬神祭祀を今一度見直し、物質中心の今の風潮に巻き込まれないよう精神生活を充実できたらいいですね。
この昔ながらの日本人の精神文化は、闘争的征服主義・功利的唯物的な世界観・社会観・人生観の西欧文明の民族や、他人の生産を略取し、その所有物を獲得することが一種の本能となって伝統されている大陸系民族の文化とマジコル(交わり凝る)わけにはいきません。