2021年5月26日水曜日

「幸せ」から「仕合せ」へ

神仏などに奉仕するとか、至上のものとして従うことを、神仏に仕えると言いました。

昔は仕(つか)え合(あ)うと書いて「仕合(しあわ)せ」を意味しました。

自分がしたことを相手が分かってくれる、喜んでくれたら神に人に仕えた甲斐を感じました。

他人から受けた行為や言葉や、尽くしてくれたことを感謝でき、満足できれば、自分にも相手にとっても喜びです。

相手に感謝されれば、喜んでもらえれば自分は特に嬉しい、仕合せを感じます。

ラッキーとかハッピーという棚ぼた的な自分にとっていい出来事とは、全く異なります。

我利我利亡者や神仏に対してもユスリ・タカリを当たり前のように考えている人には独りよがりの幸せしかありません。

仕合せとは、魂の喜びで、自分がした行為が役に立ち、他人に喜ばれることをいう。

相手(神様・相手)に喜んでもらえて初めて自分も仕合せになれるのですね。

日本の国体の道をゆく

    明治天皇御製    おのづから仇 (あだ) のこころもなびくまで誠の道をふめや國民 (くにたみ) 国においても、個人においても、全ての場合において、敵と相対する所の最大の威力は「誠」であると、日本では神武天皇の時代からそう考えられています。 相手がポケットに手を突っ込んで...