2021年5月19日水曜日

「あはれ あなたのし・・」笑福・攘災・招福」の秘文

 

 あはれ、あなおもしろ、 あなたのし、 あなさやけ、 おけおけ

『古語拾遺』の中に、「神懸り」の際に、神々が大いに喜び踊り、口々に「あはれ、あなおもしろ、あなたのし、あなさやけ、おけ」と囃(はや)したと記されています。

「あはれ」とは「天晴れ」、天が晴れて一点の曇りなき青空のように陽光が溢れ、すべてが光に包まれ世界が明るくなること。

「あな、おもしろ」とは「ああ、面白」、神の光に照らされて顔が輝いて明るい表情。「面が白く」なり、喜びに包まれて輝くこと。

「あな、たのし」とは「ああ、手伸し」と喜び勇んで自然に「手が伸び」、踊り出すこと。(手放しで喜ぶ)には「手延(たの)し」手を延べるのは人を助け貢献する深い意味。そして仲間との助け合い喜びを分かつこと。さらに自信を持てるだけの働きをして本当に手伸しいくて、手延しい⇒楽しい=仕合せとなる。

「あな、さやけ」とは草木も一緒にその喜びの気が当たり全体に沸き起こり、揺れ動くこと。 

「おけ」もまた草木や植物とともに新鮮なすがすがしい気が自分と一体となって、そよ

ぎ、靡(なび)き、大きく膨らんで揺れ動くこと。 

この呪文・秘文は太陽の死と復活と、笑いによる生命力の更新の事実、神人一体となって喜ぶ様なのかなぁと思います神人一体(神懸りと笑いによる「笑福攘災招福」、すなわち「岩戸開き」の業(わざ)こそが神代の事実で、天照大神が天の岩戸からお戻りになり、世界が明るさを取り戻した際、天の岩戸の前で神々が歌い踊って喜ぶ場面の掛け声(秘め事・神術)なのでしょう。

毎朝唱える大祓詞の途中でひそやかに唱える太祝詞淳の後に、「あはれ、あなおもしろ、 あなたのし、 あなさやけ、 おけおけ」と発声すると、生命力が更新される感じがします。

日拝の後にも唱えます。大和言葉の言霊はすごいです。(※漢語で言霊を解すると意味は分からなくなる場合があります。)とにかく、自分の体は言霊の増幅器。自らを振るわせて声を発してみるといいです。

「お~れは、ジャイアンアンアンアンアン」・・がなり立ててはいけません。

12月の予定「かんくり 健康回復支援館」

  ー 12 月の「かんくり」健康回復支援館の予定 ー 12月  1日( 日 )  AM9:00 ~地域防災訓練参加のため、治療は10:00より承ります。 12月  7日( 土 ) 終日 健康回復のミーティング(横浜市内) 12月  8日( 日 ) 横浜市内~移動後、治療...