2021年6月25日金曜日

「疫病と人類知」これからを取りよく生きる指針

 

朝、会社の事務で女子社員同士の会話。「ねぇちょっと聞いてぇ~、今日私最下位。サイテ~ぃ。人間関係に気を付けてだって。ラッキーカラーのピンク着てきたけど。今日は1日憂鬱~。ラッキーアイテムはグラタンだってぇ~」朝のニュース番組の星座占いの結果だそうだ。

コロナで苦しんでいる人が多いのに、こんなグラタン、いや、クダラン占い!を信じるなんて一蹴するわけにもいきません。この前代未聞のコロナ禍だもの、何かに頼らなければ不安で生きた心地のしないのは分かる気がします。今日一日いいことがあればピンク弁財天様の御かげにすればいいんだし。チンしすぎたグラタンで口の中をやけどしたら、「やっぱり星座占い当たったぁ~最悪~ぅ」とコンビニのグラタンとレンジのせいにすればいいわけで。この程度の占い信仰には罪はありません。

しかし、「コロナ不況で業績が悪化し、倒産する企業も増え、厚労省の調査でも会社でのパワハラなどで精神障害(自殺も)の労災認定も増えていている世の中です。

『この会社に勤めていても大丈夫ですか?』「いまの生活がいつまで続けられますか?」といった、「安定」を不安視する人が多くなっているのが実情です。

今までだって不安に襲われたことが何度もあり、その都度何とか乗り越えられてきたじゃありませんか?しかし、このコロナウイルスの感染のスピードは人間の思考・判断力を奪ってしまったのか?苦境に立たされた人は自分が進むべき方向性を自分で判断できなくなり、『今後、私はどうすればいいのでしょうか?』と占いに頼ることになります。スマホの占いは気休めにしかならないということは分かっています。頼られて相談に乗るインチキ占い師の良い金づるとる人大勢で、占い業界の経済は潤っちゃいますね。

しか~し、大祓祝詞に国津罪として「マジモノセル罪」というのがあります。

人を呪ったり占ったりしてはいけないし、頼ってもいけないというのがあります。占いはあくまで自分自身が選択するための参考意見として活用するのがいいです。

グラタンのせいにしても口の中は痛いです。グラタンの温め方や口に入れるまでの所作を反省するのは当然、今までの自分の生き方や考え方を自省し、今後の自分の人生の方向性を見出すことが教務です。


これからの時代をよりよく生き抜くための羅針盤となる書籍「疫病と人類知」著者ニコラス・クリスタキス博士の翻訳本(講談社)が出てます。

棚ぼた的なラッキーアイテム、ラッキーカラーはありませんが、とんでもなく参考になりますので、一度じっくりお読みなられたらいいですよ。

※参考になるというより、生き方・考え方・処し方を変える手引書とでもいうできでしょうか?)

12月の予定「かんくり 健康回復支援館」

  ー 12 月の「かんくり」健康回復支援館の予定 ー 12月  1日( 日 )  AM9:00 ~地域防災訓練参加のため、治療は10:00より承ります。 12月  7日( 土 ) 終日 健康回復のミーティング(横浜市内) 12月  8日( 日 ) 横浜市内~移動後、治療...