明治天皇御製 ちはやぶる神をまつりてこともなく くれゆく年をいはひけるかな(M.35)
(口語訳:はげしい霊威をお持ちになった神をお祭り申して、何の障りも無く静かに暮れてゆく年の幸いを、心謹んで祈ることである。)
今年も残すところ半月を切りました。
私の心は、昭憲皇太后のM.19年の御歌 「年暮」
いたづらに年のひととせすごしきて 残る日数ををしみけるかな (口語訳:むざむざとこの1年を過ごしてきて、はっと気がついた残るわずかな日数が、しみじみと惜しいと思われることです。)と、恐れ多くも同じです。
しかしながら、我々はおかげさまで、日々に正系の神々(皇祖皇宗の神々)をお祭りすることで、大変な世の中にあって何の障りも無く、静かに暮れてゆく年の幸いを、心謹んで祈ることが出来そうです。