三輪の惠比須神社は市場の守護神=商売の守護神として多くの人々に親しまれ尊崇されているようですが、言霊の神であり、託宣を司る神さまであることはあまり知られておりません。
商売の神様としての由緒は、日本で最初に開かれた市場が海石榴市(つばいち)と呼ばれる市で、三輪山の南麓の金屋というところで、初瀬川の川べりに物々交換の市として開かれとことに由来しています。
言霊、宣託を司る神としての由緒は、御祭神が、大国主八重事代主命(やえことしろぬしのみこと)、八尋熊鰐命(やひろくまわにのみこと)、加夜奈流美命(かやなるみのみこと)であり、八重事代主命大物主大神(別名大国主命)の御子神で、国譲りの談判交渉の際、父君大国主命に代わってその大役を果たされたことが、神話に語り伝えられています。八重事代主命の「コトシロ」とは「言知る」の意味で、託宣を司る神、言霊の神として崇敬されています。
(春の鯛引き行事)
我々がご挨拶して日は、2月5~6日に行われる春の鯛引き行事が終わった後でしたので、早朝ということもあり、心静かに参拝させていただけたことに感謝です。早朝で社務所が開いていませんので御神籤でのご宣託はいただけませんでしたが、神様からは各自の脳へストレートにご宣託を送っていただけたようです。