明治天皇御製 「寄道述懐」
よこさまにおもひないりそ世の中にすすまむ道ははかどらずとも(明治40年)
自分が決めた進むべき道が、たとえ遅々として開かれなくても、決して邪まなズルいことを考えて、人の誠を失なってはなりません。「まこと」をとりもどせば、必ずや物事は成就するのですから。
人は貧窮すると、今日の支払いの金欲しさに、人の「まこと」も神仏への信仰心も捨て去って、自分の魂を魔王さんに食わせる代わりに資金繰りを何とかせよとばかりに悪魔の道に入り込んでしまいます。
神仏に対しては、駆け引きは通用しません!「今、助けてくれたら、うまくいった暁にはきちんと謝礼はしますから」などと、他人に対しての駆け引きが前面に出た懇願も通用しません。
まず、自分の正しくない考えや間違いを猛省懺悔し、真っ裸になって(因幡の白兎)「助けてください!」と縋れば、真摯な願いであれば、神仏も他人も駆け引きなしに助けてくれるでしょう。後に、神仏や他人から頂いた恩義に報いるのが、人の道です。
ただ、過去に人をだましたり、他人家庭の幸せを奪ったりして得た利益は大きな罪となってなかなか消えがたいものです。リセットさせてあげたいと思っても、本人の「まこと」が戻らない限り難しいです。賢い人には神様が付いてくれていますが、ずる賢い人には野狐が憑いています。最後はズル剥けになる人がほとんどです。だって~。
P.S. 12月20日(水)に「道啓きの神様」が坐します神社へ、今年最後のご挨拶に行ってきます。参加される方はご連絡ください。現地集合です。