「誠」とは、単純に理解すれば、「素直・親切・腹を立てないで、肉体心(自我)を捨て去って神を拝する姿」を云うのでしょう。
祈れども しるしなきこそ しるしなれ おのが心の まことならねば という古歌があります。
神様に祈って、神秘体験や祈った結果がすぐに現れないといってガッカリしたとしても、 それは、「神様のおかげは遅い」のであるし、「神様は見てござる」ので、人の「誠」度合いに応じてくださるのだから、「自分の神様に対する誠は如何に」と常に反省すべきことなのです。
誰しも日々様々な出来事があり、「あな清々し」という日は少ないです。ですので、1日の始まりは顔を洗って口を漱いで、お日様を仰いでお日様のように、自ら照り輝く訓練が進むと、1日の始まりはすがすがしく、「今日一日、自分の周りの人や自然に対して、素直で親切で腹の立つことがあってもすぐにその虫が収まって、自利なく世のため人のために頑張ります」との決意が生まれ、その決意の瞬間は、真に清々しい気持ちになれます。※一日中清々しさを保つことは至難の業であり、腹の立つことがあれば、その時はすぐに神様に謝罪して清々しさをリセットします。身の回りの困っている人にサポートできれば、リセットになります。
明治天皇御製に 鬼神(おにがみ)も 泣かするものは 世の中の 人の心の 誠なりけり という大御心があります。神を拝するには誠の心を以て拝せねばならないという神理をお教え下さっています。
病気がすんなりよくなる方と、なかなかよくならない方の大きな違いの1つに「素直さ」があります。これは、病気に限らず、ビジネスで成功しやすいとか、自分の夢を実現しやすいといった、「望んだ変化を起こせるか」ということにも共通しています。素直な人は共通して人に対して親切であることが言えます。 また、鏡に映った自分の姿を、本当の自分であると思い込んでいる人も、病気はなかなか良くならない人です。と思います。