経済の大混乱の中、自分の身の吉凶禍福や貧富は神様にお任せ申し上げて、少しも心に懸けたり、一喜一憂する必要はないのだそうです。
普通の人は上記のような事をすれば、心配で心配で、危なっかしくて生きた心地がしないと思うのでしょうが、なんとかしようとジタバタするのは、「まこと」の道に違った事であるのだそうです。
すべて神の御心は、隈無く世の人に幸福を授け、富を増さしめようとされているのですから、神様のその御心にお任せすれば、吉事は自ら来たり、富は自ずから得られるのだそうです。
人が生きている時でもこのようであるので、死んでから後の幸福は勿論、思いのままに授けられるということの実例が「神判記実」で示されています。
全てが混迷の時にあって、これを自分の働きで得ようと思ってしまうので、却って来るはずもない凶事を招き、増すはずの貧しさを増ことになり、変てこな病気も流行るのだそうです。
要約すれば、神の力を信ずる事に始まって、神の力に感謝する事に終わるが正しい道順。
逆に、自力を信じ自力を出せば、自力で倒されるのだそうです。
また、神威を見なければ、神を敬う心が深くならないのは、嘆かわしい世間の人の心です。
「まこと」をもって皇祖皇宗の神を信奉し、「まこと」をもって生活し、「まこと」もって人に処しておれば、「グワシ!」と幸せ掴むことができるのでしょう。(by まことちゃん)