学生時代ゼミの教授に告げられました。「君~ぃ、岩波から出ている、フィヒテのドイツ国民に告ぐを読み給え~」と。
プロイセンの哲学者ヨーハン・ゴットリープ・フィヒテ(1762-1814)の「ドイツ国民に告ぐ」の内容は、ナポレオンに占領されたプロイセンの首都ベルリンの学士院において、フィヒテが1807年12月から翌年の3月まで行った連続14回の講演を纏めたもの。内容はドイツ国民の文化が優秀であることを国民全体がよく認識すべきであること。これをさらに向上するためにはドイツ諸邦が教育制度を抜本的に改革することが大事で、これこそがドイツ国民の生存を図る唯一の方法であり、さらに、その具体的方策として青少年への祖国愛をもとにした道徳的革新が重要であるなどとして、国民意識を鼓舞させてプロイセンの改革やドイツ諸邦の意識改革に繋げようとした内容です。
誰しもが日教組全盛時代の教育を受けていました。中高一貫教育ならぬ、中共一貫教育です。かろうじて我が家では、何事にもまじめで、他人を思いやり会社に忠誠を尽くし奮闘努力していた父親、祖先を大事にし、毎日太陽に手を合わせていた父親の声なき大和民族家庭環境で育てていただいた私は、何ら違和感なくゼミの教授に勧められるまま、記紀・古典、東西の名著を学ぶことが出来ました。また、明治神宮はじめ、神社参拝での作法から、神様のお祀りの仕方、先祖供養の大事から、皇室に対する観念などをお教えいただきました。学徒出陣された教授ですので、『君~ぃ、君の生き方、考え方はまだまだ甘い!橋本佐内の『啓発禄』ほもう読んだのかね?読み終わったら感想文ね」と、私の生き方を啓発してくださいました。
アメリカ合衆国では、トランプさんが大統領に返り咲き、勝利宣言のスピーチが行われました。応援してくれた人々をほめたたえる稚拙なスピーチ。我良し、我の知人信奉者良し、アメリカのみ良し、私利私欲、功利主義では、シナと変わらず、第3次っていうことも近いのではないかと恐れる次第です。
そんな中、昨日届いた「全日本国民に告ぐ」を読み終えました。
日本の道徳を取り戻せ!思い出せ!大日本国は、神様と天子様(天皇様)と国土と人民一体の家族国家なるぞ!
唯物主義と享楽主義と矯激、糜爛する外来思想を排除できなければ、日本もヤバイでしょう。
大和民族の道徳教育を教えることも、家庭でも日本の道徳教育も出来なければ。すでに手遅れ感大です。今回の神様のリセットは大変です。世界中が狼狽えます。と、不安になった1日です。