自分に降りかかる一切の不詳(災難・不運・縁起の悪いこと等)は、全て自分の心の不浄から起こると言われています。
心の不浄とは、私心、人欲、愚痴、驕り、慢心、一切の閑思雑慮、妄念、妄想などで、これらを一言で言うなら、「気掛かり」事です。
このような「気掛かり事」は、先ず、自分で祓う努力が必要です。これを「悪祓」と言います。(※悪魔祓いではありません。)
自分で、「これは悪いことだな」と思い感じる言動に気が付いて、それをやめることで、自分の悪を祓うことが出来ます。
胸に手を当てて、良心に反することをしないと決意し実行することです。
特に、親に対する孝行は、自分の霊魂の穢れをすすぎ浄めてくれると言われています。
良心(=両親)に鑑みて、両親や先祖が悲しむようなことをしないということが自分の悪祓です。
親や先祖を喜ばせることは、神様に喜んでいただくことに通じますので、自祓である悪祓は、結局は神様の祓であるように思います。
(親先祖を遡っていきますと、我々の先祖は大神様でありますので、我々、日々の行動言動も、大神様に喜んでいただけるようなものを心がけたいものです。)
親を喜ばせることは、霊的な祓い清めの修行であると言われます。
私の場合、両親が他界してからの親孝行。瞼の裏の両親が、笑顔に観えるようになるには、時間もかかります。