2021年11月23日火曜日

新嘗祭に思う

  明治天皇御製

         をりにふれたる

豊年の新嘗祭ことなくてつかふる今日ぞうれしかりける

明治36年の御製です。口語訳は、「稔り豊かなこの年の新穀を神々にお供えする新嘗祭。1年の農事が何の障りもなく例年どおり豊作で、今日の御祭りを迎えたことは、まことにうれしい限りである。」(明治神宮 「365日の大御心」より)

天照大御神の斎庭の稲穂の神勅は、日本書紀によると、天照大御神が孫にあたる瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)に命じて稲穂を下さえて、日本の国に初めてお降りになった時、『吾が高天原にきこしめす斎庭の稲穂をもって、吾が児にまかせるべし』といわれた神勅です。

また、猿田彦大神は、瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)に田作りを教えて地上に初めて稲の種がまかれました。
(今でも神田の稲の成長を見守る猿田彦大神の分身神)

猿田彦大神は、地上における衣食住をすべてを守り、導く神様です。瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)とその一行をが天から地上へ天降りされるときに、天津神々を出迎え、ご案内された神様です。
(伊勢の猿田彦神社本殿の裏から猿田彦大神を拝す)
今日は新米を神棚の神々にささげ、感謝の祝詞を奏上しました。日本に生まれてよかったです。
「新米は新嘗祭で天皇陛下が食された後に我々も食べることが出来るのだよ」と家の者に偉そうに言いました。
そしたらお上は、「何を言ってんの。あんたが10月から食べているのは新米だよ!。だって、スーパーに売ってたもん。」だって。「あちゃ~」

ですが、そんじょそこらのスーパーではなく、ちゃんとした米屋で新米を買ってきたものを本日、自分が炊飯した!というところでお許し願います。


2021年11月21日日曜日

手水の呪

 

(五十鈴川。内宮の参拝客の合間から撮影)

「かきながす大山本(おほやまもと)の五十鈴川(いすずかは)八百万代(やほよろずよ)の罪(つみ)は残(のこ)らじ」

この詞は〈手水(てみず)の呪(じゅ)〉といいます。

と各神社の手洗舎での清めで唱えると、心が清まるのが倍増するような気になります。

現在、コロナ禍で各神社の手洗舎では柄杓(ひしゃく)は使えません。細い糸を引くような水であっても、心の穢れを清めると意識して、しっかり清めましょう。

ハンカチなどはあらかじめポケットから出し、脇に挟むなどして濡れた手をふくことが出来るように用意しておきましょう。

ピッピと手を振って自分の穢れを回りに振りまいている人がいます。内宮の手洗舎にも多く見受けました。そんな中、「はらえたまえ、きよめたまえ」と言いながら手水(ちょうず)の水の細い流れに手を差し入れている子供がいました。その姿に心が現れました。

「ぼくぅ、手水(ちょうず)だねぇ」なんて思いましたが、声をかけるのはやめました。

子供にウケると思っている、そうです!わたすが変なおじさんです。


2021年11月13日土曜日

何をするにも神様相手

神籤に次のようなメッセージを頂きました。

『他人とこころ通ぜずあらそいが起こります なるべく自分の心をやわらかくして交際なさい 次第次第に運がひらけて幸が増します あせってはいけません』

【何をするにも神様相手、人が知ろうが、知るまいが】

『神様が見ていらせられる。神様は、言う事、なす事、思う事、見ぬき見透しに、心の底の底までも、見て居らせられる。人は知っても知らないでも、神様を御相手に、世のため、人のため、清い正しい心で尽くしましょう。神様は必ず正しい者に御味方下さる。』

何事のしっくりかみ合わないような事象が続き、目に見えぬ不安に包まれているような日々が続いていますが、こういう時こそ、清く正しき心で世の為人のために尽くしましょうと心決めした次第です。

  


11月23日のニヒアヘノマツリの起源

 

新嘗祭(にいなめのまつり)・勤労感謝の日の起源

新嘗祭は新春の祈年祭と相応する最も重要な意義がある大祭だそうです。

この新嘗祭の御趣旨は、今年の新米で作られる御食(みけ)や御酒(みき)を、天皇陛下御自(おんみづか)ら、天照大御神を初め、天神地祇(てんじんちぎ)に御供進(ごきょうしん)あらせられ、天皇陛下御自らも聞召(きこしめ)し給う御儀です。

「ニヒナヘ」というのは、「新之饗(にひのあへ)」の儀で、「新(にひ)」は新穀(しんこく)の意味。「饗(あへ)は待遇(もてなし)の義です。この「ニヒノアヘ」の「ノア」がつまって「ナ」となり、「ヘ」が「メ」と転じて「ニヒナメ」と言うようになったそうです。(決して何か新しいものをお舐めになるのではありません。)

新嘗祭の起源は、天祖天照大御神が高天原において新嘗祭を営ませ給ったことが日本書紀の神代の巻に載せられています。「古事記では大嘗祭(おおにあへのまつり)とあります」

また、天孫降臨に際しては、天照大御神御自ら齋庭(ゆには)の穂を天兒屋根命(あめのこやねのみこと)、太玉命(ふとたまのみこと)に授け給い、これを皇孫(すめみま)に御(まか)せ奉(まつ)るべしとの御神勅がありました。そこで皇孫(こうそん)が日向国(ひむかのくに)に天降(あも)りなされて、齋庭(ゆには)の穂を播植(ばんしょく)せられ、その豊熟を待って、高天原におけるように、新穀を齋庭(ゆには)において聞食(きこしめ)されましたというのが、新嘗祭の起源であるとのことです。したがって、この新嘗祭は我が国の建国以来の旧儀であるそうです

新嘗祭はもともと、旧暦11月の2回目の「卯の日」に行われていました。現在でいうと12月上旬~1月初旬ごろです。1873(明治6)年、新暦に移行するときに11月23日になり、そのまま「新嘗祭」という祝日も生まれました。

戦後は、稲作だけではなく世の中をかたち作るすべての勤労に感謝しようという思いから、「勤労感謝の日」と名前が変わり、現代まで続いています。新嘗祭の日までは新米を食べてはいけないとも言われました。

神様に新穀(初穂)を捧げるより前に、天皇陛下がお食べになる前に、人が食べるのはおそれ多いという考えからです。

勤労感謝の日は現代の国民の祝日の中でもっとも長い伝統を持つ祝日のひとつなのですね。

「新米のくせに」それって、パワハラじゃないの~?

逆にぃ、先輩に対して「古米・古古米のくせに」も逆パワハラじゃないの~?

(サカガミガミノシブノ命)

 

毎朝の私の「ハハ~ッ」の行事

 

(明治神宮の社務所で買いました。PARCO出版 1600円 税別)

ノット奏上の後、毎朝、明治天皇の御製、昭憲皇太后の御歌を拝誦します。

11/11は明治天皇の御製です。

をりにふれたる

なにごともうつればかはる世の中をおもうがままになるとおもふな

◎口語訳ー何事につけても、時勢が移れば自然に変わってゆくこの世の中を、おのれ独りの思うままになるなどと、勝手に考えてはならぬ。(明治44年)

ハハ~ッとなって自省します。

現実の世界は今も昔も自分の想い通りにならないものばかりです。

自分の事ばかり考える貪欲、それが達成できずに他人や環境に怒りを持ったり、愚痴ったりすることで、自分自身に曲事(まがこと)が現れます。

生活のゴタゴタ、恨み、妬み、嫉(そね)み、排他。それらの感情により天災地変あり、病魔ありで、種々様々の我が身に降りかかる人災も多くあります。

わが身に降りかかってくる曲事災難に対してどうすればよいのでしょうか?

『世のため、人のため、清い正しい心で相手に尽くし、強い気魄をもって、「ひらり」と身をかわしなさい。』神様は必ず正しい心を持つ者に御味方下さるのだそうです。

自分の事ばかり考えていると、わが身から出た怠惰や油断などにより、大なり小なりの思いがけない失敗に遭遇してしまいます。

自分のことばかり考えているとノイローゼにもなります。(※ノイローゼは今では神経症といいますが、魔とか邪とか曲(まが)神とかの憑依です。と、私は思います。

完全なノイローゼ=魔物と合体している人と同じ車両に乗り合わせたら運の尽き、と諦めるわけにはいきません。

その時は気魄を以って身をかわす・逃げの一手しかありません。

ノイローゼにならないための心得として、自分の事ばかり考えず、他人の事に気を配り、他人に気を使えばノイローゼにはなりません。

物事を後回しにしない。常日頃からわが身の汚れを祓い清めておけばOK。

悪しき災いや苦難の元は、自分の内からにじみ出てきます

その自己中の自分さえよければ良いなどという悪しき匂いを嗅ぎつけて、悪しきものが黄泉の世界からやってきて、本人の望む通りの事が現れてきます。

ので、「善きことのみを想って」で生活できれば良いのでしょう。

2021年11月7日日曜日

少彦名神社上空にご出現

 

静岡市宮ケ崎町に鎮座する静岡浅間神社。こちらは10年以上ぶりのご挨拶です。

写真は境内社の「少彦名神社」主祭神は、少彦名命様。治療、医療に関係する方は、少彦名命様のお力添えを戴かなければ、他人を助けることができません。
今までのお力添えに感謝と、これからのお力添えをお願いしてまいりました。

(少彦名神社(すくなひこなじんじゃ)の上空を仰ぎ見ると、龍神様がご出現されました。大感激で「ひょ~」としか声が出ませんでした。

(「われはヒョウではなく、龍である!」とのお声が・・・)

※少彦名神社は見た目は1社ですが、相殿で神部神社末社の14社もお祀りされています。

静岡浅間神社の神社と祭神について
静岡浅間神社の境内には一、神部神社 二、浅間神社 三、大歳御租神社 四、麓山神社
五、八千戈神社 六、少彦名神社 七、玉鉾神社 と見た目は七社の中に四十社あり、五十六の神々がお祀りされていると今回知りました。

56坐の神々からのお言葉を要約されたおみくじを引きました。
【神々の教え】 〈笑う門には幸(さいわい)来る、ねてもさめてもにこにこと〉
「にが虫をかみつぶした様な顔、とがった声、それがどれ程自分の心を暗くし、家庭をくら くし、世間をくらくする事か。つとめてにこにこと笑いましょう。自分の心が明るくなり、家庭も社会も、ほがらかになる。天の岩戸は笑いであけた。笑う門には福が来る。」

つい最近、思い当たる節があり、猛省させられました。

(向かって左奥が「浅間(あさま)神社」 右奥が「神部(かんべ)神社)




日本武尊がお遣わし下さった龍神様?

 

ご縁を頂き15年ぶりに、静岡市清水区草薙349に鎮座される「草薙神社」へご挨拶できました。ご祭神は景行天皇第二皇子日本武尊様です。
(※日本武尊様は現在、中東の神界でご活躍されているそうです。💪)


(草薙神社上空を見上げると、中東から龍神様をお遣わし下さいましや。さすが外国(とつくに)の龍神様。お鼻がお高くていらっしゃいます。)

日本武尊が倭姫命より戴いた天叢雲(あめのむらくもの)剣が、日本武尊が草薙の地あたりで逆賊を打ち払ったことにより草薙の剣と名称を変更されました。現在は熱田神宮に奉祀されております。

※日本武尊に平定された逆賊達が手厚く葬られていることから、日本武尊の心根の優しさがしのばれます。(その葬られている場所は近くの稲荷神社にあります。)

神籤
「今は人のしらぬ胸の苦しみがありますが、さわがず信心して時の来るのをまち、つつしんで行いを正しくすれば、必ず幸いを得る時が来ます。」
 
願い事
「無理に事を成すは悪し 時を待て叶う」
「ひきしおの 引くは みちくるあしたあり 心しずかに ときをまつべし」 

2021年11月6日土曜日

破魔矢の試作

 

11月3日にお手伝いいただき葦刈をしました。

41本分の葦の内、試作でちょっとまがったもので6本の破魔矢を作ってみました。

折れているものなどさらに間引くと27本が次年度用の破魔矢となります。

これから乾燥させ、細工を施して12月25日の大祓と勉強会参加者に差し上げる予定です。

今年の葦は生育が良く、太く力強いので、強力な魔除けになりそうです。

12月の予定「かんくり 健康回復支援館」

  ー 12 月の「かんくり」健康回復支援館の予定 ー 12月  1日( 日 )  AM9:00 ~地域防災訓練参加のため、治療は10:00より承ります。 12月  7日( 土 ) 終日 健康回復のミーティング(横浜市内) 12月  8日( 日 ) 横浜市内~移動後、治療...