( 大祓で各自の不祥は「うやむや」に解除される)
*令義解(りょうのぎげ)に、「祓」は、不祥を解除すると記されています。
そして、一切の不祥は皆、自分の心にある不祥より起こり、その心の不詳とは、私心・人欲・愚痴・驕慢(きょうまん:おごり高ぶって、人を侮ること)・一切の閑思雑慮・妄念・妄想のことをいい、これらを毎日祓って除かないと、積もり積もって、一身一家天下の不祥となると記されています。(反省は、日々の自祓)
天津祝詞の太祝詞諄(ふとのりとごと)を宣(の)る前に、自分が招く不祥の種(私心・人欲・愚痴・驕慢・一切の閑思雑慮・妄念・妄想で我が心を穢したこと)を懺悔、反省、詫びを入れておかないと罪穢は祓われないのです。(年2回の他祓)
*(りょうのぎげ:833年(天長10年)に淳和天皇の勅により、文章博士菅原清公ら12人によって撰集された律令の解説書)